PDAは滅亡するのか? ザウルスは最後の砦?[デジモノ]
ソニーがPDAからの撤退を表明したのはショックだった。
クリエの実質上の最終モデル「CLIE PEG-VZ90」は名機と断言できる。

ネットワーク、オーディオなど基本スペックは申し分ないし、
有機ELディスプレイは高輝度、高コントラストで超鮮明。
スライド式ボディはスタイリッシュで、
いつも持ち歩きたい、人に見せたい、正しいモバイルツールだ。
小誌が創刊した98年頃は、PDAはデジタルグッズの人気ジャンルで、
製品数も多く、必ず巻頭特集を組んでました。
パーム隆盛、ハンドスプリングのカラバリ戦略、クリエは女性からも人気、
PDAは間違いなく“できるビジネスマン必携ツール”って感じだった。
が、携帯電話の急速なマルチメディア化、PCの小型軽量化&低価格化の
両挟みにあい、PDAはその居場所をなくしていく。
しかし!
日本には、PDAブーム前から独自展開をしてきたモバイルツールが存在する。
それが、シャープのザウルスだ。
93年に初号機が「電子辞書」の発展型として登場。
絶大なる支持を受け、独自OSとPCとの連携が確立した90年代後半には、
モバイルツールのシェアを完全に押さえるに至る。
この時歴史が! 国内PDAの誕生と言っていいだろう。
それ以降、ずっとトップを走り続けるザウルスは、もちろん健在だ。
新モデル「Zaurus SL-C3100」は4GBのHDD搭載。液晶はお家芸。

19種のコンテンツを収録し、動画、静止画、音楽までお茶の子さいさい。
PCとの親和性云々というよりは、すでにPCと言って過言ではない。
ん?PC? ってことは、PCでいいじゃん? って思っちゃいけません。
まずは、小型軽量。これはPCと比較して圧倒的に小さい。モバイル度高し。
そして、安い。超小型ノートPCは流石に7万円では買えない。
あとは、性能が格段にアップしています。
画面、キーボードサイズなどメリットの裏返しがデメリットになるジャンルなので、
宿命的に「中途半端」であるのだが、逆に用途を限定すれば……。
PDAを使用し続けている人に、その理由を聞くと、
長年のデータが入っているから、実はモバイルAV機器として最高なんですよ、
なんていうか“デジタルギア”って感じがするでしょ、ワクワクするんですよ。
携帯電話は大型化、本家電子辞書も大ブレイク中、
“モバイルするデジタルグッズ”のニーズはあります。
これからもカッコイイギアをお願いしま~す。
