モービル・フィデリティ(Mobile Fidelity)って知ってますか?[音楽]
高音質にこだわる音楽ファンが必ず手にする“盤”がモービル・フィデリティ。
モービル・フィデリティ盤は、米国のモービル・フィデリティ・サウンド・ラボ社が、
独自のマスタリング技術(ハーフスピード・マスタリングなど)を駆使して、
マスターテープのデータを限界まで引き出した復刻盤のこと。
レコード時代から名盤が多数発売されていますが、プレス枚数が少ないため
レア盤としてマニアの間では高額での取り引きが続いています。
ヤフオクなどでも常に人気。
音質は実際に聞き比べてみればわかります。
その緻密さ情報量の多さは圧倒的。新しい感動に出会えます。
リスナー的にも、アーティスト的にも、間違いなく“偉業”と言って良いでしょう。
ただし、マスタリングに使用した“マスターテープがなにか”によるので、
中には、一番最初のマスターテープで作成されたレコードの方が高音質で、
何回もダビングされたテープをマスタリングして作られた
モービル・フィデリティ(MFSL)盤CDが劣る、ということもあります。
モービル・フィデリティ盤で手に入りやすいのは、ジョン・レノン。
「イマジン」「ジョンの魂」「マインド・ゲームス」の3枚がMFSL盤で発売中。

最近、渋谷タワーでも発見。
高音質録音は、やはりアーティストとエンジニアのこだわりに尽きる。
スティーリー・ダンの名盤「彩(エイジア)」「ガウチョ」は、
ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーのメンバー2人と、
ロジャー・ニコルス、エリオッット・シャイナーというエンジニアによる傑作だ。
そもそもの録音レベルが高いので、レコードの評価も高かったわけですが、
ところが、CD化された際に使用されたマスター・テープが劣化していたため、
CD、およびMFSL盤CDはレコードを凌駕するほどの内容になっていない。
しかし、ロジャー・ニコルスとスティーリー・ダンは奇跡を起こす。
デジタル・コピーによる“リマスタリング”を行うのだ。
SACD盤「ガウチョ」とDVD-audio盤「ガウチョ」を聴いていただきたい。

どちらも、間違いなくレコードを超える素晴らしい録音である。
しかも、この2枚はかなりタイプの異なる傾向を示す。しかもしかもマルチ。
ぜひ、聞き比べて欲しい。
ちなみに、このモービル・フィデリティ・サウンド・ラボ社が使用している、
24KT Gold ディスクがブランクCD-Rとして発売されています。
金メッキ(99.99%)、腐食性、保護膜、光と熱に対して高い抵抗力を持ちます。

