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世田谷美術館で、アンリ・ルソー展を観る[アート]

先週から世田谷美術館で開催中の
「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢~アンリ・ルソーと素朴派、
ルソーに魅せられた日本人美術家たち~」展を観て来ました。
「企画展 - 世田谷美術館」

我が家はアンリ・ルソー好きだったりするのですが、
僕は、ニューヨーク近代美術館にある「眠るジプシー女」がお気に入りで、
「眠るジプシー女」
娘は、東京国立近代美術館にある
「第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神」が
好きみたいです。
「第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神」
奥さんは、クラスメイトの実家=大原美術館にある
「牛のいる風景 - パリ近郊の眺め, バニュー村」が好きなようです。
「牛のいる風景 - パリ近郊の眺め, バニュー村」

今回のルソー作品の出展数はそれほど多くはなく23点ですが、
代表作の「熱帯風景、オレンジの森の猿たち」が展示されています。
「熱帯風景、オレンジの森の猿たち」
あとは、前述した「牛のいる風景~」が不思議な存在感を漂わせています。

ルソー作品の特徴は、構図のモダン性と遠近感がないこと。
そして、人間にも動物にもなんとも“無表情な”表情があるところ。
まさに、ヘタウマ的擬人化された幻想的過ぎないけどちょっと変なワールド。
今回は、“素朴派”展ということで、
アンドレ・ボーシャン、カミーユ・ボンボワ、ルイ・ヴィヴァン、
セラフィーヌ・ルイの作品を数点観ることができます。
ルソーと共通する、夢のような現実ような“不安定な”感覚、
それでいて優しい“素朴”な世界観……不思議な気持ちにさせてくれます。
やっぱ、空と顔の表情がポイントでしょうね。
こういう画風が好きな人にはたまらない企画展です。はい、僕はその1人。

日本人画家の出典作品も100点ほど。
藤田嗣治、岡鹿之助、三好好太郎、有元利夫、堂本印象、植田正治、横尾忠則など。
岡鹿之助 「信号台」
「熱帯風景、オレンジの森の猿たち」

有元利夫「一人の夜」
「一人の夜」

ルソーが、画家になることを決心したのは49歳。
それまでは、パリの入市税関職員として日曜画家的に絵を嗜む。
「カーニバルの夜」は退職前の作品。
「カーニバルの夜」
遠近法がないことの象徴的作品が自画像。
自画像
ゆえに、最初は“稚拙”扱いをされるのだが、ピカソからは高い評価を得る。
もちろん、その後の評価は歴史が証明している。
ちなみに、自画像の空の模様などは、日本画の影響(パクリ)がある。

日本にあるルソー作品一覧を掲載します。
東京国立近代美術館
「第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家たちを導く自由の女神」
世田谷美術館
「サン・ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」
「フリュマンス・ビッシュの肖像」
「散歩(ビュット=ショーモン)」
大原美術館
「牛のいる風景 - パリ近郊の眺め, バニュー村」
ハーモ美術館
「果樹園』
「ラ・カルマニョール」
「花」
「“モン・スーリ公園の眺め”のための下絵」
ポーラ美術館
「エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望」
「エデンの園のエヴァ」
ブリヂストン美術館
「イヴリー河岸」
「牧場」
サントリーコレクション
「オステルリッツ駅から左側を見た風景」
「パッシィの歩道橋」
ひろしま美術館
「要塞の眺め」


2009年08月

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村田茂                                                               ソニー・マガジンズ代表取締役                                               デジモノステーション発行人                                                
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