川本喜八郎さん死去。 [アート]
人形美術家の川本喜八郎さんが亡くなられた。
僕の中の「三国志」は、
川本さんの人形のイメージがとても強い。
劉備玄徳も諸葛孔明も関羽も張飛も曹操も…

名前を聞いて顔が浮かぶのは、川本さんの人形だ。
(ストーリーは横山光輝コミック全60巻が圧巻ですね)
記事を読むと、
東宝を労働争議で解雇されて、人形は始められたとか。
その後、チェコで人形を学ばれたんですね。
享年85歳。ご冥福をお祈りします。
人形美術家の川本喜八郎さんが亡くなられた。
僕の中の「三国志」は、
川本さんの人形のイメージがとても強い。
劉備玄徳も諸葛孔明も関羽も張飛も曹操も…

名前を聞いて顔が浮かぶのは、川本さんの人形だ。
(ストーリーは横山光輝コミック全60巻が圧巻ですね)
記事を読むと、
東宝を労働争議で解雇されて、人形は始められたとか。
その後、チェコで人形を学ばれたんですね。
享年85歳。ご冥福をお祈りします。
国立新美術館で「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」が開催中。

マン・レイの作品はいろんな展覧会で見ますが、
マン・レイ個展として見るのは、大学時代以来。

大学時代は部屋にずっとこのポスターを貼ってました。
当時は女の子の誕生日とかに、マン・レイのポストカードを
プレゼントするのがお洒落だった(と思っていた)。恥。
彼が活躍した時代は、クリムトやシーレなどの世紀末ではなく、
1920年代からで、すでに世の中にはファッション雑誌が人気で、
写真家の彼にとっての活躍の舞台となっていた。
その後、シュールレアリズムやダダといった芸術運動に傾倒、
お仲間は、パウル・クレーやミロやピカソ。
が、彼の作品は"デフォルメされた理解不能"なものは少なく、
ピュアなポートレートが素晴らしいと思う。
今回の個展は、写真だけでなく絵画、オブジェなども展示され、
彼が単なる「写真家」ではなく、多岐に渡る「モダンアートの先駆者」
としての"知られざる創作"を知ることができる。
個人的には、やっぱり写真が良いな。
「皇室の名宝―日本美の華」(東京国立博物館)。
第1期は3日で終了してしまいましたが、

なんといっても伊藤若冲の「動植綵絵」が人気でしたね。
以前も書きましたが、若冲好きなんですよ。
「動植綵絵」を見るのは3回目。
2006年3月~8月に、三の丸尚蔵館で5期に分けて(泣)、
2007年5月~6月に、京都の相国寺承天閣美術館で。
相国寺の貧窮を救ったといういわくつきの「動植綵絵」全30幅は、
若冲らしい精密な書き込みと、洋画のような色彩、
そして、被写体の珍しさ(貝とか蛙とかカブトムシとか)が特徴。
つまり“江戸時代に描かれたとは思えない”というわけです。
そして“江戸時代に描かれたとは思えない”ほど保存状態が素晴らしい。
第2期は、11月12日~29日。
「正倉院宝物と書・絵巻の名品」。

「螺鈿紫檀阮咸」と「蒙古襲来絵詞」見たいですね。
美術手帳の伊勢神宮特集が面白い。地元ですが再発見です。

伊勢神宮は、平成25年に、62回式年遷宮記念が予定されています。
「式年遷宮」は、20年に一度社殿を建替え“神さまにお遷り願う”
伊勢神宮と全国約8万の神社にとって最も重要なお祭りとあります。
遷宮行事は平成17年の山口祭からはじまり、25年の御神楽まで、
9年にわたり30に及ぶ祭典・行事が行われています。
神さまの領域には、知らないことがたくさんあるのです。
東京国立博物館で記念展も。

伊勢神宮には、子供の頃から初詣に行ってますが(赤福本店!)、
歳とともにスピリチュアルなものを感じるようになりました。
ただ今帰省中。行ってこようと思います。
東京都現代美術館でメアリー・ブレア展開催中です(10/4まで)。

メアリー・ブレアと言えば、なんといっても
ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」。

ウォルト・ディズニー社のカラー・スタイリストして、
「シンデレラ」(1950年)、「ふしぎの国のアリス」(1951年)、
「ピーター・パン」(1953年)などの作品を手掛けています。
ディズニー映画、ディズニーランドのビジュアルイメージは
彼女が創りあげたといっても過言ではないでしょう。
その功績は非常に大きいですね。
僕も好きな作品が多いのですが、実に美しい色彩ですね。

毎回トランプ買っちゃいます。
今週末まで東京国立近代美術館で開催されている「生誕100年 東山魁夷展」。

出展作品は、代表的な本制作101点、スケッチや習作53点。
唐招提寺御影堂の障壁画からは《濤声》(部分)、《揚州薫風》。
今回は、出展数が多いのが実にうれしい。
僕は、馬シリーズ(昭和47年の18作品すべてに白馬が登場)が好きで、
今回、すっかり娘も気に入ってしまい(事前に新日曜美術館で予習)、
会場ではすっかり馬探し。笑。
「緑響く」大判複写を買ってしまった。で、それを娘と模写してみたり。

僕は子供の頃から緑色が好きなのですが、東山が描く緑色は特に好きな緑色が多い。
70%を占める青(緑)作品は、東山作品の特色でもあります。
作風は独特ですが、当時は衝撃的だったでしょうね。
日本画壇、とくにポップアートへの与えた影響は計り知れない。
会期中に来場した小中学生には、東山の作品を見るためのヒントやクイズ、
画家に関するエピソードなどを紹介したセルフガイド(解説リーフレット)が
貰えます。子供にもわかりやすい美しい絵なのでオススメです。
この後、同展は、長野県信濃美術館へ。
ちなみに、信濃美術館には常設の東山魁夷館があって、
代表作の多くを所蔵しています。
このほかにも、全国で東山魁夷を観ることができます。
松下電工汐留ミュージアムで開催中の
「バーナード・リーチ -生活をつくる眼と手-」

20世紀のイギリスを代表する陶芸家、バーナード・リーチ(1887~1979)は、
再来日(幼少時代、京都、彦根で祖父に育てられた)した折に、
柳宗悦(1889-1961)を中心とする『白樺』派同人らと深く交流を持つ。
今回の展示作品は、その本拠地「日本民藝館」からの出展になる。
陶磁器、エッチング、家具などだけでなく、空間展示もあり
リーチたちが理想とした生活スタイルを見ることができます。
個人的には、うさぎや鹿をモチーフにした絵柄が大好きです。

『レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像』特別展が、

上野の東京国立博物館で開催中。
今回、「受胎告知」が来日。
(オリジナル絵画作品は、これだけと考えてください)
マリアの手が大きい理由、書見台のこと、多種多様な植物、
一点透視法、空気遠近法、シンメトリー立体描写などなど。
大ヒット映画『ダ・ヴィンチ』ライクな蘊蓄満載。
つまり、見所満載な作品なのです。
僕は、2回目のご対面になります
この作品を所蔵するフィレンツェのウフィツィ美術館で、
「東方三博士の礼拝」とともに13年前に観ました。
正直、ボッティチェリに目を奪われてたんのですが。
子供の頃、「モナ・リザ」のポスターが
実家の縦型クーラーに貼ってあったことを思い出しました。
親戚のお土産だったような……150万人分の1人ってことですね。
1月21日に、六本木の防衛庁跡地に国立新美術館がオープンする。

開館と同時に開催される文化庁メディア芸術祭10周年企画展
「日本の表現力」では私も選考に参加しています。

ぜひ、ご覧になってください。
開館記念展として
「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」も
開催されています。
国立新美術館は、アニメなどの現代のエンタテインメント発信基地的な
役割を担っていくという構想もあり、今後に期待したい。
2月7日(水)~5月7日(月)の期間で、
「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005
ポンピドー・センター所蔵作品展」が控えています。
先週から世田谷美術館で開催中の
「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢~アンリ・ルソーと素朴派、
ルソーに魅せられた日本人美術家たち~」展を観て来ました。
「企画展 - 世田谷美術館」
我が家はアンリ・ルソー好きだったりするのですが、
僕は、ニューヨーク近代美術館にある「眠るジプシー女」がお気に入りで、

娘は、東京国立近代美術館にある
「第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神」が
好きみたいです。

奥さんは、クラスメイトの実家=大原美術館にある
「牛のいる風景 - パリ近郊の眺め, バニュー村」が好きなようです。

今回のルソー作品の出展数はそれほど多くはなく23点ですが、
代表作の「熱帯風景、オレンジの森の猿たち」が展示されています。

あとは、前述した「牛のいる風景~」が不思議な存在感を漂わせています。
ルソー作品の特徴は、構図のモダン性と遠近感がないこと。
そして、人間にも動物にもなんとも“無表情な”表情があるところ。
まさに、ヘタウマ的擬人化された幻想的過ぎないけどちょっと変なワールド。
今回は、“素朴派”展ということで、
アンドレ・ボーシャン、カミーユ・ボンボワ、ルイ・ヴィヴァン、
セラフィーヌ・ルイの作品を数点観ることができます。
ルソーと共通する、夢のような現実ような“不安定な”感覚、
それでいて優しい“素朴”な世界観……不思議な気持ちにさせてくれます。
やっぱ、空と顔の表情がポイントでしょうね。
こういう画風が好きな人にはたまらない企画展です。はい、僕はその1人。
日本人画家の出典作品も100点ほど。
藤田嗣治、岡鹿之助、三好好太郎、有元利夫、堂本印象、植田正治、横尾忠則など。
岡鹿之助 「信号台」

有元利夫「一人の夜」

ルソーが、画家になることを決心したのは49歳。
それまでは、パリの入市税関職員として日曜画家的に絵を嗜む。
「カーニバルの夜」は退職前の作品。

遠近法がないことの象徴的作品が自画像。

ゆえに、最初は“稚拙”扱いをされるのだが、ピカソからは高い評価を得る。
もちろん、その後の評価は歴史が証明している。
ちなみに、自画像の空の模様などは、日本画の影響(パクリ)がある。
日本にあるルソー作品一覧を掲載します。
東京国立近代美術館
「第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家たちを導く自由の女神」
世田谷美術館
「サン・ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」
「フリュマンス・ビッシュの肖像」
「散歩(ビュット=ショーモン)」
大原美術館
「牛のいる風景 - パリ近郊の眺め, バニュー村」
ハーモ美術館
「果樹園』
「ラ・カルマニョール」
「花」
「“モン・スーリ公園の眺め”のための下絵」
ポーラ美術館
「エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望」
「エデンの園のエヴァ」
ブリヂストン美術館
「イヴリー河岸」
「牧場」
サントリーコレクション
「オステルリッツ駅から左側を見た風景」
「パッシィの歩道橋」
ひろしま美術館
「要塞の眺め」
この夏は、伊藤若冲(じゃくちゅう)人気がすごいですね。
その理由は、東京上野にある東京国立博物館で、
プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展が開催中だからです。
テレビ東京「美の巨人たち」、NHK教育「新日曜日美術館」が特番。
雑誌「BRUTUS」や「和楽」が巻頭特集を組むなどメディアの盛り上げ方もすごい。
2000年に、没後200年ということで、京都国立博物館で展覧会が開催されています。
この時もパンフレットが即完売(僕も買えず)で、潜在人気の高さを証明しましたが、
流石に京都だけの開催ということもあり、これほどではなかった。
さてさて、伊藤若冲ですが、江戸中期(1716~1800)に活躍した画家です。
京都錦小路の青物問屋「桝屋」に生まれ、かなり放蕩、というかふにゃもら。
ほぼ自己流の画風は独特。エキセントリック。時空を超える力を持っています。
その極みが、「鳥獣花木図屏風」。


これ、江戸中期の作品です。
まず、モチーフ(象!)と色彩に圧倒されると思いますが、よ~く見てください。
全面が枡目になっています。縦横約1cm間隔の方眼が敷き詰められています。
江戸中期に、若冲が開発したオリジナル画法「枡目描き」。
まさにモザイク画。デジタルコンテンツで言うなら、ドット絵ですよ。
フランスにスーラの「点描画」が登場するのは、この100年後。

グランド・ジャット島の日曜日の午後
京都錦小路生まれということで、西陣織りの影響を受けたと言われていますが、
真実は誰にもわからない。ただただ驚嘆あるのみ。
若冲収集家のジョー・プライス(今回の展示はプライスのコレクション)の
自宅には、この「鳥獣花木図屏風」の枡をタイルにして作った風呂があるらしい。
確かに銭湯のタイルを彷彿させる。ぜひ、我が家でも作ってみたいものです。
とりあえず、会場売店で、ルービックキューブを買いました。

今回の展覧会は「若冲と江戸絵画」ということで、
ほかの画家の作品もたくさん見ることができます。
注目はやはりエキセントリック系画家。

白象黒牛図屏風/長沢芦雪 唐人物図/伝曽我蕭白
エキセントリック系画家については、
伊藤若冲、長沢芦雪、曽我蕭白、岩佐又兵衛などを指します。
詳しくは、辻惟雄の「奇想の系譜」「奇想の図譜」を読んでみてください。

彼らは確かに変わってます。アバンギャルドっていうか変人でしょう。
が、惹かれるんですよね。時空を超えた奇想に。
若冲は当時の京都では、かの円山応挙に次ぐ人気画家だったという記録が
「平安人物志」に掲載されているので、まあ“変人”ではないでしょうね。
京都相国寺には、名作「動植綵絵」30幅を寄進しています。
相国寺にあったこの「動植綵絵」は、廃仏毀釈の影響を受けた同寺の事情で、
明治22年から、宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵しています。
今、「三の丸尚蔵館」の展示会『花鳥―愛でる心、彩る技<若冲を中心に>』で
「動植綵絵」30幅が公開されています。

かえる、おたまじゃくし、とんぼ、貝、ヒトデ……。
9月10日(日)まで 。毎週月曜日・金曜日が休館。
東京国立博物館の「若冲と江戸絵画」展は、8月27日(日)までです。
(常設館にある久隅守景「納涼図屏風」も忘れずに。ほのぼのサマ~)

「若冲と江戸絵画」展は、このあと京都、福岡、名古屋で開催予定。
ちなみに! 静岡県立美術館にはもうひとつの枡目描き
「樹花鳥獣図屏風」が常設されてますよ。
秋には、世田谷美術館開館20周年記念として、
アンリ・ルソー展が開催されます。
いやあ、今年は至福の美術展イヤーですなぁ~。
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